奈良県で緊急小口資金と総合支援資金の同時申請!入金状況は?2021年3月申請
生活福祉資金の特例貸付である「緊急小口資金」と「総合支援資金」を同時申請しました。
SNSでは、「審査が通ったのか」、「いつ振り込まれるか」など、申請状況や入金スケジュールが不透明で色々な情報が飛び交っています。調べているとこの制度は地域により手続きの進捗がバラバラで入金までにかなりの差があるようですので、ひとつの情報として筆者環境での入金状況等を公開します。
緊急小口資金と総合支援資金の振込状況
筆者は奈良県でこの制度に申請しました。
奈良県は申請者が少ないのかどうかは不明ですが、筆者が調べたところ奈良県の情報がほとんど無く、SNSでもそんなに出てこない状況です。
奈良県での情報にはなりますが、取り急ぎ公開しますので本記事が入金までの目安になればと思います。
なお、筆者が状況確認しておりますが、申請者は筆者ではなく家族の世帯主です。
現時点で記事内では触れていませんが、本制度には借受人および世帯主が住民税非課税であれば償還(返済)免除されるという特例があるため、申請者世帯主の方がその判定がスムーズだと考えているからです。
日付(2021年) | 状況 |
3月17日(水) | ・市の社会福祉協議会(以降「社協」)に窓口相談 →お住いの社協窓口は厚生労働省特設HPで確認可能。 ・その場で緊急小口資金と総合支援資金(初回)を同時申請 ・所要時間1時間30分程度 ・持っていったものは以下4点 住民票、運転免許証のコピー、通帳見開きのコピー、認印 →かなり簡素化されているのか申請用紙の記入欄全てには記入しておらず市社協の方が指定する項目のみを記入しました。 |
3月24日(水) | ・緊急小口資金(20万)振込確認 ・市社協より振込完了の電話連絡 |
3月30日(火) | ・総合支援資金(初回)(1回目20万)振込確認 ・市社協より振込完了の電話連絡 |
4月30日 (金) | ・総合支援資金(初回)(2回目20万)振込確認 |
5月11日 (火) | ・延長貸付案内の郵便物(封筒)到着 |
5月21日 (金) | ・延長貸付手続き完了 →市役所での面談と市の社会福祉協議会で受付 |
5月28日(金) | ・総合支援資金(初回)(3回目20万)振込確認 |
6月3日 (木) | ・総合支援資金(延長)(1回目20万)振込確認 ・市社協より振込完了の電話連絡 |
6月17日 (木) | ・総合支援資金(初回)交付のお知らせ郵便物到着 2021年3月~5月分 |
7月2日 (金) | ・総合支援資金(延長)(2回目20万)振込確認 |
7月中旬 | ・総合支援資金(延長)交付のお知らせ郵便物到着 2021年6月~8月分 |
8月3日(火) | ・総合支援資金(延長)(3回目20万)振込確認 |
8月6日(金) | ・総合支援資金(再貸付)の案内到着 |
8月11日(水) | ・再貸付手続き完了 →市役所での面談と市の社会福祉協議会で受付 |
9月2日(木) | ・総合支援資金(再貸付)(1回目20万)振込確認 ・市社協より振込完了の電話連絡 |
10月1日(金) | ・総合支援資金(再貸付)(2回目20万)振込確認 |
10月12日(火) | ・総合支援資金(再貸付)交付のお知らせ郵便物到着 2021年9月~11月分 |
11月2日(火) | ・総合支援資金(再貸付)(3回目20万)振込確認 |
奈良県では申請から入金まで早いという印象です。
総合支援資金に関しては、3月中旬の申請ではありましたが、3月~5月分の3ヶ月分(20万×3ヶ月)として受理してもらえました。
申請時期によって月のいつ頃入金されるかは申請状況や手続き状況によりバラつきがあるようです。
生活福祉資金特例貸付とは
生活福祉資金は低所得世帯、障害者世帯、高齢者世帯を対象に、経済的支援や社会参加促進を目的とした社会福祉法人全国社会福祉協議会が運営する貸付制度です。
特例貸付は、対象範囲拡大により休業や失業などにより収入が減少した方も対象として生活資金の貸付が受けられます。
生活福祉資金には「緊急小口資金」、「総合支援資金」の2種類の資金があり、以下のように貸付内容が異なります。どちらも無利子・保証人不要で借りることができます。
審査がありますので申し込んでも承認されない可能性もありますのでご注意ください。
緊急小口資金 | 総合支援資金 | |
貸付上限額 | 20万円以内 | 二人以上世帯:月20万円以内 単身世帯:月15万円以内 貸付期間:原則3月以内(最大60万(20万×3か月)) ※生活状況により延長や再貸付ができる(後述します) |
据置期間 | 1年以内 | 1年以内 |
返済期限 | 2年以内 | 10年以内 |
申し込みはオンラインではなく、市区町村社会福祉協議会宛への郵送もしくは窓口にて行えます。まずは最寄の市区町村社会福祉協議会へ相談することから始めます。
最寄の市区町村社会福祉協議会は厚生労働省特設HPから検索できますので検索結果の連絡先に問い合わせてみてください。
総合支援資金の「初回」「延長」「再貸付」
総合支援資金には最初の申請を含めて最大3回の申請(初回、延長、再貸付)が可能です。条件は基本的に個人の状況によりますので最寄の社会福祉協議会との面談で審査されます。
ただし、それぞれに期限があり少々ややこしいです。簡単にまとめると以下のようになりますが、期限が延長されたりと情報がよく変更されるので対象かどうかの判断が少し難しくなっているような印象です。
以下は2022年3月時点で筆者が確認できている情報です。最新の情報は最寄の社会福祉協議会か厚生労働省に問い合わせてください。
貸付名称 | 申請期限 | 要件 |
初回貸付 | 令和4年6月末まで ※11月末→ 令和4年6月末に延長 | |
延長貸付 | – | 3月末までに初回貸付の申請が完了していること 対象者には貸付最終月に延長のお知らせが届く |
再貸付 | 令和3年12月末まで | 初回貸付または延長貸付を11月末までに貸付終了していること |
総合支援資金を全ての貸付を受けられるとすると20万円×9か月で最大180万円となります。
緊急小口資金の最大20万円を合わせると最大200万円の貸付を受けることができます。
最大200万円の貸付を受けるには
緊急小口資金と総合支援資金すべての貸付を受けられるとすると、緊急小口資金20万円、総合支援資金(初回60万円/延長60万円/再貸付60万円)180万円で最大200万円です。
上述の期限を加味すると、最大200万円を受けられる期限は、一番遅くて令和3年3月末までに緊急小口資金と総合支援資金の初回申請(貸付終了ではない)を完了している場合ということになります。
本記事のタイトル通り、筆者は令和3年3月末までに緊急小口資金と総合支援資金(初回)の申請を終えていましたが、初回貸付と再貸付の申請期限は、筆者申請当時は令和3年6月末までだったので、再貸付の要件を満たせず間に合わないという状況でした。
しかしながら、申請期限が8月末に延長されたため再貸付の要件が満たされるようになり、最大200万円の条件に合致しました。
本記事作成時点では、延長貸付を受けている状況なのでまだ申請できておりませんが、状況次第ではまた申請する予定です。
【筆者の場合の貸付スケジュール(各月20万円)】
緊急小口資金:3月
総合支援資金(初回):3月、4月、5月
総合支援資金(延長):6月、7月、8月
総合支援資金(再貸付):9月、10月、11月
※延長貸付が8月で終了するため、延長された再貸付の要件(延長貸付を8月末までに貸付終了)を満たすことにより、再貸付の申請が可能になった。
まとめ
この制度は状況に応じて色々な相談に応じてくれます。
筆者環境ではこの貸付のおかけで少し精神的負担が和らぎました。
あくまで貸付なので返済の必要がありますが、生活環境に応じて返済免除などの制度もあります。
自身の生活状況に応じて、無理をせず相談や貸付を受けてみることを検討してみてはいかがでしょうか。
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