au Pay残高が「-(マイナス)」表記になるのはなぜ?サポートに確認しました
QRコード決済のau Payやau Payプリペイドカードを利用している時、残高を確認するとまれに-(マイナス)になっている時があります。
前払いの方法なので本来であればマイナスになることはありません。
では、なぜマイナスになるのか。
筆者も残高がマイナスになったことがあるため、au Payサポートへの問い合わせも含め確認しました。
au Pay残高が「-(マイナス)」表記になる理由
結論から言うと、決済処理の取消(支払取消)や再決済が発生したことにより、ユーザーが意識しないところで残高が増減したためです。
例えば、ネット通販などでau Pay支払いにより商品購入した後、販売店の何らかの事情(在庫が無く用意ができなかったなど)で決済処理を戻す(支払取消)ことにより残高への返金処理されたところ、入れ違いにより商品が調達できたため再度決済された時などです。
返金や再決済のタイミングは、その処理のタイミングにより日数がかかったりするため、実際の残高に反映される頃には残高が減ってしまったりして足りず、決済が確定している金額分がマイナス分として記録されるということになります。
マイナス分以上のチャージをしないとマイナス残高は解消されません。
au Payは事前のチャージが前提であり、オートチャージなどの設定をしない限り、残高が無い(足りない)場合は、エラーとなり決済することすらできません。
au Payの2種類の支払い方法
au Payなどの〇〇Payは販売店またはユーザーがQRコードを読み込んで決済することが主流ですが、au Payには「au Payプリペイドカード」が別途用意されており、このカードで決済した場合もau Pay残高が使用されるといった特徴があります。つまり「QRコード決済」と「プリペイドカード決済」の2通りの支払い方法があり、どちらともau Pay残高を共有しています。
QRコード決済は、基本的に実店舗での対面でのみの支払い方法のため、支払いと商品の受け渡しがその時に行われるので、上述のような在庫が無くて支払取消ということはあまりないと思いますが、このプリペイドカード決済は、決済ブランド(Mastercard)がついておりクレジットカードのように使うことができるのでネット通販でも使えます。
ネット通販では、注文後(決済完了後)でも、欠品などによりキャンセルになることがありますので、au Payプリペイドカード使用後、残高が少ない状態で支払取消や再決済が行われるとマイナス残高となり得るでしょう。
実際の状況
画像付きで確認してみます。
筆者は、au Payを「QRコード決済」、「プリペイドカード決済」ともによく使うのですが、ある日残高が「\-2,453」となっているのを確認しました。確認したのは5/13です。
まさか不正利用!?と思いましたが、筆者はオートチャージ設定をしておらず、残高が無い場合は不正利用もなにも、決済自体ができないのでなぜだかわかりませんでした。
とりあえず履歴を見ました。
履歴はau Payアプリホーム画面の中段にある「履歴」か下段にあるメニューの「お金の管理」より確認ができます。
履歴の最新日付を見ると「-2,947円」となっていましたが、残高に表示されていた金額とは違います。
また、「5/12利用分」と表示されており、確かに5/12でau Payプリペイドカードを使用した覚えはあるので見てみましたが、きっちり記録(1,107円+743円+100円=1,950円)されています。
といいますか、この履歴での-(マイナス)表示は残高から使用した金額ということを意味しますので、二重で引かれているではないか!?と思いましたが金額も合っておりません。記録されている以外に何か使ったかなと考えましたが、思い当たる支払いはありません。
支払いの備考を見ても、利用日時が午前4:58で、メッセージでも「一部お支払い」とのこと。午前4:58はグーグー寝てますよ。しかも一部お支払いて何の一部やねんとわかりません。
さっぱりわからないので、au Payのサポート(0120-977-964)に問い合わせました。本人確認が取れると、履歴などから調べてくれます。
サポートによると先ほどの「一部支払い」とはその名の通り、引かれるべき金額の一部ということで、残高のマイナス分とを合計すると2,947円+2,453円=5,400円でした。この金額には思い当たるところがありました。
サポートの調べでは、5,400円分の取消から再度決済があったが、残高が不足しており、不足分のみがマイナス分として表示されているということでした。
ということで、直近で5,400円のところ探したところ、なぜか5/8に5,400円の残高への入金がありました。この金額でチャージした覚えはなく、また残高へのチャージに100円単位の指定はできないのでチャージ入金はあり得ません。
プリペイド加盟店からの入金ということなので詳細を見ると、3/23の「支払取消」であることがわかります。
3月?かなり前です。取り消しした覚えもありません。
3/23にさかのぼって確認しました。確かに支払いの記録があります。
念のため購入履歴から確認したところ、3/23には確かにネット通販で5,400円分の買い物していますが、キャンセルも欠品もなく品も届いており正常に完了しています。
ここが販売店の事情と考えられます。
決済処理の不具合や人為的なミスなどの理由かは不明ですが、販売店の事情により決済が取り消されたが、その取り消し処理が誤りであり、再度決済されたようです。
簡単にすると以下になります。
①3/23 ネット通販で5,400円分の商品購入
↓
②5/8 ①の決済取消
(残高に5,400円入金)
↓
③日常生活でのau Pay利用により残高が2,947円
↓
④5/13 ①の再決済
(5,400円-2,947円=2,453円が残りの決済分として残る)
支払うべき金額が2,453円分不足しているということがわかったので、チャージしてマイナス分を解消しました。チャージと同時に支払いが記録され、残高も反映されました。
そういえば、一時思ったより残高余ってるなとと感じた時がありました。その時は確認していなかったのですが、これが5,400円分の取消による入金だったようですね。
まとめ
au Pay残高マイナス表記について解説しました。
本記事のように、au Payなどのキャッシュレス決済は記録に残るため、何か不明なことがあっても辿ることができます。
基本的には前払いのため事前のチャージが必要ですが、銀行口座やクレジットカードとの紐づけや、残高が所定の額まで減ってきたらチャージされるオートチャージなどを設定すればチャージ不要で便利にキャッシュレス生活がおくれます。
しかしながら、便利な反面どうしても不正利用などセキュリティ面が懸念されます。
筆者が利用するau Payでは、オートチャージがあるのは知っていますが、やはりセキュリティ面がどうしても気になるのであえて設定しておりません。
記事中でも述べましたが、オートチャージしない場合、残高が決済金額に満たない場合は、決済エラーになり、不正利用しようにも決済ができないので、チャージ金額以上の決済はあり得ません。
現金による家計簿でも良いですが、キャッシュレスによりお金の流れを記録することにより、今回のようなことも確認することができます。こまめに利用履歴を確認する必要がありますが、こうすることで収支管理も意識するようになります。
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