空調服のファンは換気扇として活用可能!

10.2.2021

換気できてますか?

電気が通っていない場所で換気ができたりなどモバイルバッテリーで動作する小型の換気扇を作ってみました。
最近では、コンパクトなファンやモバイルバッテリーが安く手に入ります。
小型のファンであればモバイルバッテリーでも動かすことができますので、ここでは、小型ファンでものすごく質素に換気扇を作ってみましたので紹介します。

空調服ファン換気扇の完成品

画像のようなものを作ります。置く場所やはめ込むスペースなどにより大きさは調整してください。
筆者の環境では上部に小窓のあるガラス扉があるのでそこにはめ込んでみました。

では始めましょう。

空調服ファン換気扇作成に必要なもの

下記だけで作れます。

・空調服ファン(交換用ファンでもOK)、接続ケーブル ← 通常はセットになっています。
・ダンボール
・カッター
・モバイルバッテリー
・ステンレス製カゴ

今回はショッピングモールで購入した空調服の交換用ファンで作成します。

・ファン×2
・ファンリング×2
・接続ケーブル
(コントローラー付き)
・取扱説明書

空調服ファン換気扇の制作

①設置スペースに応じて寸法を取ります。



②ファンの形状に合わせてダンボールを円状にくり抜きます。
ダンボールは、本体とファンリングとの間に挟むことで固定されますので、本体の一番外側の外周ではなく、ファンリングの内周をくり抜きます。ひと回り(5mmほど)小さいです。ダンボール外周の切り口にはテープで補強しています。




③ケーブルを内側に引き込む穴をあけます。
本体とケーブルを接続する差し込み口は、風を放出する側にありますので、換気扇として使用する場合、風の放出が外側になりケーブルの差し込み口は外側になります。
電源(モバイルバッテリー)やコントローラーが外側でもいい場合は不要。



④本体とファンリングを外して②のダンボールをファンと挟んで固定します。
ペットボトルのスクリューキャップのように回して固定します。



⑤設置スペースにはめ込みます。



⑥ケーブル引き込み口から電源ケーブルを内側に通し、本体と電源に接続します。
(画像は外側から撮ったものです)



⑦電源を入れてファンが回転するのを確認します。



⑧電源ケーブル(1m)がそこまで長くないのでステンレス製のカゴを本体付近に設置してモバイルバッテリーを置く場所を確保します。筆者はちょうど本体の横に引っ掛けるところがあったのでそこに引っ掛けただけです。カゴは100均で買いました。網カゴだと隙間からケーブルを通せますよ。



⑨完成です。

ササッとできるよう、可能な限り作業量を少なくし簡単にしましたので完成品の見た目がものすごく単純です。。。😅その分取り外しがかなり簡単です。
見た目を良くしたり、より頑丈にする場合は、プラスチックダンボール(プラダン)や木材など素材を変えてみましょう!

空調服ファン換気扇のテストと感想

ビニール紐をつけて風量を試してみました。左から「停止」状態、「弱風」、「強風」です。モバイルバッテリーのパワーの割には風量が多いように思いました。画像ではわかりにくいかもしれませんが、強風になるとさすがにビニール紐に躍動感がありましたね。
換気能力については、換気されているかどうかと言われると数値的なものがないので表現が難しいですが、実際に風の流れは間違いなく発生しているので換気できていると思います。

停止

弱風
強風

持続時間はかなりあります。実際の生活では手持ちのバッテリー(10000mA)で「弱風」にて使用していましたが、8時間経過してもバッテリー残量に余裕があり、まだまだ持続する感じでした。生活の関係上、ずっとつけているわけではないのでバッテリーが無くなるまで試せていませんが、弱風だと12時間ぐらい持つのではないかという印象です。

空調服ファン換気扇の注意点

・厚み
ファンの規格上、厚みがあります。スライドドアなどに設置する場合、反対側の扉に当たらないようにしないといけません。ファンとドアがあたってしまうとドアを全開にできないうえ、ドアとの接触によりファンを傷つけてしまう可能性があります。
実は、筆者はそれに当てはまっておりファンがついている間はガラス扉(スライド式)を全開にすることができません。反対側のドアがギリギリあたっていました。。。( ノД`) [悲]
皆さんは気をつけてください。

・音
相応の音が発生します。音を計測する機器は持ち合わせがないので、主観的な見解になってしまいますが、高速回転による回転音は少なからずします。この記事で使用したファンは弱風で27dbを達成しており空調服のファンとしては静かだとは思うのですが、生活環境としてはやはり気になるところです。
27dbはどれぐらいかというと、日本騒音調査(ソーチョー)によると「静か」に該当します。
・20db:ささやき、木の葉のふれあう音
・30db:郊外の深夜、ささやき声

弱風であれば、テレビや通常の会話をしているリビングでの使用はさほど気にならない程度ですが、中風、強風はなかなかの音です。中風は慣れれば気にならないといった感じですね。
寝室においてはどの風量でも気になると思います。なので、中風、強風で使用する場合は、音量の影響がない環境での使用が良いです。

まとめ

いかがだったでしょうか。

筆者は、余っているモバイルバッテリーがあったので、補助的な意味で夏場の換気のために増築してみました。今回使用したファンは楽天で購入した空調服の交換用ファンです。何か台座を作れば卓上扇風機にもなりますし、ちょっとした便利グッズです。

家庭用の換気扇を使えばそれで良いのですが、電気が使えない場所でも換気ができたり、また、ファンを大きなファンに買い替えたり、個数を増やせば風量も増やせたりできます。

空調服をお持ちの場合、汗を伴う作業や夏季に活躍しますが、そうでない場合は押し入れ行きなってしまいそうなので、空調服についていてるファンだけを取り出して代用するのもいいですね!(´∇`)

生活

Posted by まさ