FOLIO(フォリオ)に投資すると資産は増えるのか!?積み立てしながら検証!

04.1.2022

投資サービスのFOLIO(フォリオ)をご存じでしょうか?
フォリオは、投資初心者でも簡単に資産運用を始めることができ、1万円台からでも株が買えるサービスです。
好きなテーマを選んでその関連企業に投資できる「テーマ投資」、自動運用の「おまかせ投資」、AI搭載!進化したロボアドバイザー「FOLIO ROBO PRO」があり、自分の好きな方法で投資を始めることができます。

ここでは、筆者が実際投資してみて、その運用実績がどうなっているか公開します。

資産運用は株式、債券、FX、投資信託、NISA、金、原油など多種多様なので、自分に合った商品、自分に合った投資方法を見つけることが一番重要と筆者は考えておりますので、ぜひ本記事を参考の一つとしてください。

2021年5月下旬で資産50万を超えたということもあり、キリが良く全資産を売却しましたので、売却時点の実績を公開します。

FOLIO(フォリオ)への投資 2021年5月(売却)時点の運用実績

フォリオが有効的な投資対象かどうかが気になるところでよね。
ではまず筆者の運用実績を紹介します。
(フォリオについては後述しておりますので、フォリオの内容を知りたい場合は先に「FOLIO(フォリオ)とは?」以降を確認してください)

結論から言うと、筆者が運用した期間(2019年11月から2021年5月の15ヶ月)において資産は増えましたので投資として有効でした。利回りは「15.3%」で、金額にして「+67,882円」でした。

概要ですが、筆者は2019年11月よりフォリオの「おまかせ投資」に30万円でスタートしました。運用プランは「バランス運用」です。また、「おまかせ投資」には自動積立機能はないので、2020年3月より手動で毎月上旬に1万円を追加購入(積立)しています。

・元本:30万
・運用期間:2019年11月~2021年5月
・投資銘柄:おまかせ投資(バランス運用)
・積立:1万(2020年3月より手動で毎月上旬に追加購入)

<フォリオのおまかせ投資 2021年5月(資産売却)時点とこれまでの運用実績>
投資金額:45万円(30万円+15万円(積立2020年3月~2021年5月の15ヶ月分))

5月入ってすぐに上昇しているのが毎月積み立てている10,000円分です。

5月1日時点で495,037円、5月26日時点で510,750円なので+15,713円ですが、積み立て分の10,000円は除くとして実質増減した額はというと+5,713円となります。
投資開始からの累積では、2021年5月26日時点の510,750円から投資金額450,000円を引いて、+60,750円ですね。
画像上で表示される累積ですと、+67,882円で利回りとしては15.3%という結果になりました。

※資産売却注文したのが5/26です。

※画像の金額やグラフの値は反映されるまでに時間がかかるため実際の金額とに誤差が生じるようです。
また、グラフは右肩上がりになっていますが、積み立て分も含まれているので単純に上昇しているというわけではないので注意してください。上昇してはいますが、積み立て分を除くと上昇幅はもう少し緩やかになると思います。(積み立て分を除いたグラフを表示することはできません。)

先月に続き含み益が増え、60,000円を超えました!当月の実質増減も含めてさらにプラス傾向にあります!!٩(ˊᗜˋ*)و
1年以上この投資を継続していますが、なかなか成績は良いといった印象です。

ポートフォリオはこんな感じ↓
全資産含み益!祝

2021年5月でこの「おまかせ投資」の運用を終了します!5月26日に売却注文を出しました。
というのも、今までの運用途中で、AIによる投資である「FOLIO ROBO PRO」のサービスが新しく追加され、こちらの検証を視野に入れたためです。

フォリオの仕様上、「おまかせ投資」との併用はできないため、しばらくは様子見により「おまかせ投資」をそのまま続けていましたが、「おまかせ投資」の資産が50万を突破できてキリが良いということと、「FOLIO ROBO PRO」に自動積立機能が実装されたこともあり「FOLIO ROBO PRO」に変更しようと思います。

FOLIO(フォリオ)とは?

FOLIO(フォリオ)とは、2015年12月に設立されたネット証券会社です。
以下3種類の投資方法で自分にあった資産運用を手軽に始められる投資サービスを展開しています。
・テーマ投資
・おまかせ投資
・FOLIO ROBO PRO

通常の株投資では、自身で企業の情報を収集・分析を行い、買い時や売り時を見極めて売買を行うといった
初心者にはかなりハードルが高いように思います。

フォリオでは、「5G」や「シェアビジネス」など、そのテーマの関連企業に投資できる【テーマ投資】、ロボアドバイザーが運用プランを提案&運用してくれる自動運用の【おまかせ投資】や、AI技術を搭載したプロの投資家も利用する大量データの活用を可能にした【FOLIO ROBO PRO】といった投資方法を提供しているので簡単に投資が始められます。

それぞれの投資方法を詳しく見てみましょう。

テーマ投資

プロが厳選した有望企業で構成されたテーマを選ぶだけです。これからのトレンドや注目の産業・企業を予測したり、応援したいテーマなど特定の分野に投資します。
様々なテーマが続々登場しており、各テーマはだいたい10万円前後から購入可能ですが、1万円台から買えるミニテーマも登場しています。

テーマに属する企業は複数の有望企業で構成されているため、一つの銘柄への投資よりもリスク分散が可能になります。自分の好きな分野に投資ができるので購入しやすいですね。テーマを構成する企業の内訳も確認できますので、この企業はこの分野も得意だったんだという発見もあったりしますよ。

テーマ投資(フォリオHPより)

テーマ投資にはリバランスの提案があります。リバランスとは相場の変動などにより変化した投資配分の比率を調整することです。テーマを一度購入するとテーマを構成する企業やその株数は売却するまでそのままずっと保持することになります。

しかしながら、株価は日々変動するので当初の企業構成では相場に合った最適な構成ではなくなってしまいズレが生じてきます。リバランスは、持っていた企業の株を売却し新たに別の企業の株に買い替えたり、保持している株数を増減したりしてこのズレを調整します。リバランスはあくまでフォリオからの提案として通知があり、するかしないかは自分で決めることができます。

おまかせ投資

2018年11月にスタートしたロボアドバイザー(ロボアド)により最適な運用プランの提案と運用を自動でしてくれる投資サービスです。ロボアドは資産配分や商品の選定、売買、リバランスに至るまで資産運用を自動で行う資産運用サービスであり、運用を除いた助言・提案だけを行うタイプ(助言型)と助言・提案・運用までを行うタイプ(一任型)がありますが、フォリオでのおまかせ投資は後者の一任型です。

ノーベル賞受賞理論「現代ポートフォリオ理論」を取り入れたフォリオオリジナルの運用アルゴリズムで自動化されています。一般的な株投資の個別銘柄やテーマを選ぶことも決められないという方への投資方法ですね。

おまかせ投資では単純におまかせするのではなく、以下5種類のリスクレベルが用意されているので、この中から1つの運用プランを選択してベースとなる方針を決めることができます。「おまかせブラザーズ」というそれぞれのプランにキャラクターがいますよ。
・安定運用
・堅実運用
・バランス運用
・積極運用
・チャレンジ運用

おまかせブラザーズ(フォリオHPより)

この投資方法を始めるにあたって自分にあった運用プランを年齢・年収・預貯金の3項目だけで診断してくれます。診断結果は目安なので変更することもできますし、運用途中でも月1回であれば変更も可能です。運用中もリバランスが自動で行われますので、本当に何もせずとも資産運用ができてしまいます。

FOLIO ROBO PRO(ロボプロ)

2020年1月にスタートしたAI(人工知能)搭載のロボアドによるパフォーマンス最大化を目指す投資方法です。
プロの投資家も利用する大量のデータを活用し、プロの投資家による運用プロセスをAI活用でより深く、正確に運用します。おまかせ投資同様、一任型のロボアドです。マーケットデータを基準とする配分比率のため運用プランなどはありません。

世界各国にある投資商品(株式や債券、原油など)の相場を先読みするため、人には処理できない膨大な
マーケットデータを駆使し、大胆に投資配分の最適化を行うことでパフォーマンス最大化を目指しています。

AlpacaJapan株式会社から提供された各資産に対するデータを用い、投資資産の配分比率を月に1度大幅に変更するロボアドバイザーです。

AlpacaJapan株式会社(フォリオHPより)

手数料はいくら?

フォリオの利用料・口座維持手数料は無料ですが、運用にかかる手数料は発生します。

・テーマ投資
各銘柄の売買代金の0.5%(税抜)。各銘柄の最低取引手数料は50円(税抜)

・おまかせ投資
運用資産の時価評価額の3,000万円以下の部分:年率1.00%(税別、税込1.10%)
運用資産の時価評価額の3,000万円を超える部分:年率0.50%(税別、税込0.55%)

・FOLIO ROBO PRO
運用資産の時価評価額の3,000万円以下の部分:年率1.00%(税別、税込1.10%)
運用資産の時価評価額の3,000万円を超える部分:年率0.50%(税別、税込0.55%)

FOLIO(フォリオ)のメリット&デメリット

フォリオ投資のメリットとデメリットをまとめました。

FOLIO(フォリオ)のメリット

共通のメリット

・取引設定で特定口座を選べる
口座開設(登録)するときに「特定口座(源泉徴収あり)」を選べば、税金関連の
手続き・支払いをすべてFOLIO(フォリオ)がやってくれるので、確定申告の必要がありません。

・フォリオ口座への振込手数料は無料
所定銀行のネットバンキング利用であれば、リアルタイムで入金が反映され手数料もかかりません。

・少額で投資ができる
約10万円から投資を始めることができます。テーマ投資のミニテーマであれば1万円前後でも購入可能です。

・分別保管により万が一フォリオが倒産した場合でもフォリオに預けた資産は保証される
フォリオに預けた有価証券や預り金は、証券保管振替機構や信託銀行に分別保管されており、また、分別金の不足にそなえ「日本投資者保護基金」にも加盟しているので資産保証の体制は万全。上限は1000万円。

テーマ投資のメリット

・特定分野にフォーカスして投資ができる
「生活防衛」や「VR(仮想現実)」、「シェアビジネス」など80種以上のテーマから好きなテーマを選んで投資ができます。

・リバランスするかしないを選べる
必要に応じてフォリオからリバランスの提案があるが、状況を見てするかしないかは自分で選べます。

おまかせ投資のメリット

・リスクレベルに応じた運用プランが選べる
安定運用からチャレンジ運用までの5段階のプランをベースに設定できます。

・入金するだけで後は何もしなくても資産運用ができる
運用プランを決めて入金するだけで後は全て自動化されます。

FOLIO ROBO PROのメリット

・AI技術を活用した投資ができる
先端技術であるAIを活用した投資ができ、膨大なマーケットデータを加味したうえでの投資が自動でできます。

・短期投資にも活用できる
AIによりマーケットデータ解析が行われ、素早く運用資産に反映されるため比較的短期的な運用にも期待ができます。

FOLIO(フォリオ)のデメリット

可能な限りデメリットといえるのではないかという注意点をまとめました。

  • 株投資の場合、未単元株の売買がほとんどなので株主優待は基本的にもらえない
  • 未単元株でも株を持っていることに変わりはなく関連する郵便物が多い
  • フォリオ口座からの出金は1回につき300円(税込)かかる
  • 株取引の指値注文はできないため、割高になる可能性がある
  • テーマ投資における手数料は売買代金に対してかかるため、リバランスに売買が多いとそのたび毎回手数料がかかる。リバランスするかしないかは手数料も考慮する必要がある
  • テーマ投資は複数企業への分散投資ではあるが、特定分野への投資であり、その分野が落ち込んでしまった場合などのリスクは高いためリスク分散効果は低い
  • NISAには対応していない
  • 自動積立機能はない
    →2021年4月16日に「FOLIO ROBO PRO」で自動積立機能が追加されました。
  • 「おまかせ投資」と「FOLIO ROBO PRO」は併用できない
  • 金融資産の相場は日々変動するため自動運用による効果は未知数

まとめ

最後に簡単におさらいです。
フォリオは、「テーマ投資」「おまかせ投資」「FOLIO ROBO PRO」の3種類の投資方法があり、自分にあった方法を選んで資産運用が少額で始められる投資サービスであることを紹介しました。

・テーマ投資
自分の好きなもしくは応援したい特定の分野(テーマ)を選んで投資

・おまかせ投資
安定運用からチャレンジ運用までの5段階の運用プランを選んで自動で投資

・FOLIO ROBO PRO
AIによる膨大なマーケットデータ解析に基づいた自動運用

公開した運用実績や、本記事で紹介したメリット・デメリットを考慮したうえでフォリオの投資をぜひご検討ください。

本記事では触れませんでしたが、WealthNavi(ウェルスナビ)やTHEO(テオ)など、フォリオと似たようなロボアドの投資は他にもあります。筆者は現時点では利用していないので実績公開などはできず記事はないのですが、調べてみても良いかもしれませんね。

冒頭でも述べましたが、筆者は自分に合った商品、自分に合った投資方法を見つけることが一番重要と考えておりますので、投資するにあたりこういったサービスが他にないかなど探してみるのもいいですね。ლ(╹◡╹ლ)

投資

Posted by まさ